入居してきた時は、朝食はパン
を食べてたおばあちゃん
朝食は、菓子パンとお砂糖の入って
ないコーヒでした
朝食の茶粥が、苦手と聞いていたのですが
ある日突然、朝食は茶粥にして下さいと
言ってきました
少し手が不住ですが、パンなら手に持って
食べれるし、咀嚼がしっかりできるので
苦手なお粥を食べなくてもいいのになあ
と思ってました
おばあちゃんに何故お粥にしたのかと尋ねると
最近ちょっと太ってきたみたいだからと、言います
見た目にも、体重的にも太ってはいないのですが
おばあちゃんが気にしているようなので、朝食を
お粥に変更しました
それから少し経ったある日、おばあちゃんがお腹の
調子が悪いと、病院へ行きました
ホームでも、何か古い物でも食べたのかもと、冷蔵庫の
中を調べてみました
古い食べ物はなかったのですが、大きな紙袋に
柿の種が、ぐっすりと入っていました
テレビを見ながら、不住な手で食べていたのです
ちょっと太ったのではなく、柿の種を食べすぎて
最近はごはんさえ、残す事が多かったのです
朝食のパンが原因ではなかった
でも、朝食のパンが原因と思い込んでる、おばあちゃん
お粥からパンに戻る事はありまでんでした
柿の種を食べるより、しっかりごはん食べてね
おばあちゃんは、太ってなんかないよ
もともと少し顔が人より大きいだけですよ
と心の中で言いました

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