iamobasanのブログ

おばさん介護福祉士の奮闘日記



恐怖の土曜日夜勤

土曜日の夜勤はいつもと違う夜勤です
一週間溜りに溜まったおばあちゃんたちの
ストレスが一気に爆発します。
お家に帰りたいおばあちゃんが荷造りを
始めます。
病気のふりをして、家族を呼ぼうとする
おばあちゃん、とさまざまにあの手この手
で家に帰る理由を作ります。
平日は、なんてないのですが土曜日になると
おばあちゃん達は、何かにつけて帰りたいと
言います。
「明日、日曜日で会いに来てくれるわよ」と
諭しますが、一度帰りたいスィッチが入ると
夜中でも、沢山の荷物を持って部屋から出て
きます。
一晩中エレベーターの前で、扉が開くのを待って
いるおばあちゃんもいます。
夜中に転倒でもしたらと、目が離せません
初めの頃は、「厄介だなあ」と思ってましたが
おばあちゃん達の、寂しさを考えるとちょっと
可哀そうになってきます。
帰りたい、帰りたいと何度も何度も訴えます
せめて電話で話しでもできればと思うのですが
家族さんの事情もあって、電話はしないでと
言われてます。
今日の昼休みに、担当のケアマネさんと話し
ました。
今回のコロナ過で、こう言ったお年寄りが増えて
いるそうです。
何か月も外出できない、面会もできなかった事で
おばあちゃん達は、寂しい思いをしているし、
気晴らしのイベントすら自粛、自粛、でおばあちゃん
達のストレスがマックスになっていると、話して
くれました。
自粛が明けても、5分から10分程度の面会では
よけいに寂しく感じるのではないかと、ケアマネ
さんは言います。
私達が一生懸命寄り添うとしますが、家族さん
には、かないません。
土曜日の夜勤が恐怖に思うのは、おばあちゃん達の
行動ではなく、帰りたいおばあちゃんの気持ちが
悲痛な叫びが恐怖なのかもしれません。
介護の仕事は、身体のケアも大切ですが、おばあちゃん
達の心のケアも大切な仕事だと思いました。



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