iamobasanのブログ

おばさん介護福祉士の奮闘日記



アスリートなおばあちゃん

98歳でまだ、リハビリパンツを履かずに
頑張っている、おばあちゃんがいます。
左手が不自由で、トイレは介助が必要
ですが、ほとんどの事は、自分でやります。
いつも、寝る前は、大きな湿布を右手に
貼って寝ます。
夜間は、ナースコールを鳴らして、スタッフ
を呼び、トイレにいきます。
ベッドから車いすに、移乗する時は、L字の
ベッド柵をもって、ほとんど手だけで、車いす
にのります。
トイレに行っても、手すりをもって、立ち上がる
のですが、ほとんど足に力がはいっていないので
手すりに、しがみついてたってます。
トイレに行くための、ナースコールは、ほぼ同じ
時間に鳴ってきます。
自分で時間を決めて、鳴らしてくる、ようです。
リハビリパンツを履かないのが、自慢のおばあちゃん
は、パンツとぱっちを4枚重ねてはいてます。
同じ硬さのパンツでないので、パンツを上げる時
は、一苦労します。よれよれのパンツの上から
ガードルのような硬いパッチ、その上によれよれの
パッチ、普通のパッチと順番に履くのが、こだわり
のようです。
なので、おばあちゃんの体力を考えると、一枚ずつ
上げるのではなく、いっぺんにあげなければ
いけません。たまに、3番目のパッチが上がって
ないと言われます。
そんな事を、夜間中最低5回はします。
ベッドから車いす、車いすからトイレの手すり
×2回を5セットです。
まるで、レスリングの選手がしている、手だけで
ロープを上がって行くトレーニングのよです。
介助をしても、足に力が入らないので、結局
トレーニングになってしまうのです。
周りの人が、ポータブルトイレを、勧めても
リハビリパンツを勧めても、自分は大丈夫と、トイレに
行く事を譲りません。
おばあちゃんの、体力が続く限りは、トイレに行く
でしょう。でも最近、手すりをもってる手や足が
ぷるぷる震えてます。朝方は、立ち上がりができない事
もあります。
できるだけ、介助をしていきたいと、思ってますが
まだまだ、おばあちゃんのプライドは、健在です。