夜勤での事です。
夕食時間、いつものように入居者さん達がホール
に集まってきます。配膳は時間のかかるおばあちゃんから
始まります。おばあちゃんだけは、みんなと一緒に食事を
始めると、最後は一人になってしまうので、「いただきます」
より早く食べ始めます。いつもは、食事を食べるのに、集中
していて、きれいに完食するのですが、食べ始めてすぐ、おばあちゃん
に変化が。ニコニコしながら、見守りしているスタッフに
スプーンですくったごはんを、食べさせようとしてます。
スタッフは「わたしは、いいから食べて」と何度も説明している
にも係わらず、自分のごはんを食べようとはしなせん。
いつもなら、食べるペースがゆっくりでも、自分に配られた
ごはんは、ごはん一粒残すことがないし、スタッフが間違って
片付けようとしたら、すごい権幕で怒っているほどです。
何か、いつもと違う感じが、スタッフの言っている事が全く
理解できてない？自分の言葉ははっきりしているのに、スタッフ
の言葉がおばあちゃんに届かないのです。それからは、ごはんを
食べようとしないので、度々スタッフが声かけをして、食べるよう
促します。「今日は、何かあった？」と日勤スタッフに聞いてみる。
今日は、いつもの居眠りがなく、デイサービスでもはっきり覚醒
していたと、報告される。よくある事なので気にしていなかったとの事
でも、何かおかしいと感じていた。スタッフが介助をして何とかごはんは
食べた。次はパジャマに着替えて、寝る用意をするが、寝る時間になっても
ね・な・い　ごはんから、ハイテンションなおばあちゃんは、夜中になっても
寝ないのです。それに、歩けないのに歩けるとまで思ってしまっているようで
ベッドや車いすから、上手に降りては、尻ばいで、ホールに出てきます。
その度車いすに乗せるのですが、何といっても、毎日ごはんを、完食する
おばあちゃん、他のおあばちゃんより、ずっしりと重いし、今日は、声かけ
が理解できていない。力ずくで車いすに乗せるしかない・・・・・(泣)
いつもは、手すりを持って、足を立っててと言うと、やってくれる
のに今日は、制御不能。30分かけてようやく車いすに乗せる、を３回ほど
朝になると、私の肩、腰、足は、パンパンになっている。
自分の事は自分でしていたおばあちゃんが、突然、制御不能になると
大変です。
朝食には、いつものおばあちゃんに戻ってました。