iamobasanのブログ

おばさん介護福祉士の奮闘日記



ゴム手袋の賛否両論

介護をする上での必需品ゴム手袋
そのゴム手袋をどんな時に使うのか
介護をしている職員は、何のために
ゴム手袋を、着けて介助するのかって
ふと、思った出来事がありました。
私が働いてる職場で一番若いスタッフ
といっても子供がいるママさんなんですが
出勤してくると、必ず洗面台で手がちぎれる
ほど手洗いをしてます。
手洗いは基本なんですが、他のスタッフより
丁寧に手洗いをしてます。
「えらいなあ」と思っていたのですが、手洗いを
終えると、さっさとゴム手袋を着けるのです。
何をするときでも、ゴム手袋を着けてます。
神経質な人なんだと思っていましたが、最近
日勤の勤務でよく一緒になって、ん?何でえ~
彼女は、トイレ介助をするのも、洗濯たたむのも
食事介助をするのも、お茶を入れるのも、掃除
する時もゴム手袋を着けていたのです。
トイレ介助や、掃除をする時に着けるのは
分かるのですが、掃除は、掃除用のゴム手袋が
あります。
彼女は、朝着けたゴム手袋を自分がお弁当を食べる
まで着けてます。
と言うことは、何もかも一緒の手袋でやっていたのです。
まさか?と思いゴミ箱を見ますが、彼女が何度も手袋を
取り替えた形跡がありません。
だからと言って、出勤してきた時のように、手袋を
着けたまま手洗いをしてる様子もありませんでした。
これって正しいの?
以前同じような事をしていた、年配のスタッフは主任に
注意されたことがありました、彼女はそれでも手袋を着けてます。
注意すべきか迷い、他の施設等ではどうしてるのかを
ネットで調べました。
色々考え方はあるようで、感染予防のために着けるよう
上司の指示で着けているとか、自分の身を守るためとか
書かれてました。
最近は、コロナの感染予防に手袋を着けてる方はどんな
職種でもあります。
でも、私が介護の仕事を始めた時は、ゴム手袋を着けるのは
汚染されたものを触る時と教えられてきたので、違和感が
あります。
このやり方で、8年以上ウィルス等に感染した事はないから
です。
出入りの多い職種ならわかりますが、ほぼ同じメンバーで
仕事もしているし、おばあちゃん達はデイサービスと言っても
1階、2階を行き来するだけですから、感染症にかかってるとは
考えられない。C型肝炎とかってある程度入居時に情報もありま
から、手袋を着けておばあちゃん達に触れなければならない事
もないように思うのです。
ましてや、湯飲みにお茶を用意するのに手袋は必要なのか?
おばあちゃんの食事介助に手袋必要かなあ?
と思うのです。
少し前に、入浴介助の時、お湯加減を手袋を着けていて大やけど
させ、亡くなった事故もあります。他の施設ですけどこう言いった
事も考えて、ゴム手袋を着けて仕事してほしいです。
なにより、おばあちゃん達は汚染物ではないのです。
自分の親が、と考えた時にどう思いますか?
賛否両論ありますが、物を扱う仕事ではないのです、人間
介護する仕事です。
ちなみに、彼女とその子供達はよく熱を出して休みます。



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おばあちゃん達の反撃

厨房のおばちゃん達が、体調不良で
次々と退職してしまい、おばちゃん達
の休みさえ確保できなくなってます。
それでも、おばちゃん達に休日も必要
と、苦肉の策で週に一回、朝ご飯は特別
な理由がない限り、菓子パンとバナナ牛乳
となり、昼、夕食は弁当になりました。
始めた当初は、珍しさもあり文句を言う
おばあちゃんはいなかったのですが、
回を重ねるごとにおばあちゃん達の不満は
徐々に蓄積され、とうとうパンを食べない
おばあちゃん達が出てきました。
朝ご飯は茶粥を食べるおばあちゃん達には
甘ーいパンがもう限界だったのでしょう
バナナと牛乳だけでごちそうさまをしてしまい
ます。
これでは、昼ごはんまでもたないと感じた
パートのスタッフが、病人用に作られた茶粥
をお茶椀に入れて渡しました。
おばあちゃんは、茶粥を他のおばあちゃんの
目の前で食べたのですが、リーダー格のおばあちゃん
が「今日の茶粥はね体調不良の人のための茶粥よ」
とおばあちゃんを諭します。
自分の思い通りになったおばあちゃんは、必殺
聞こえないふりをして、茶粥を食べてました。
食べた後に、朝食のパンを手に取ってスタッフに
「パン食べる?」とあげようとします。
スタッフは、受取りません。
だれも受け取らないパンを持って自分の部屋へ
戻っていきました。
食べないと言う作戦には、私達もどうすることも
できません。
事前に確認はしていましたが、そこはおばあちゃん
忘れてしまっているようです。
こう言う体制にしてしまった運営側にも責任があります
これから先、このようなおばあちゃんが増えてくるのでは
ないでしょうか?
もっと良い方法は考えれなかったのでしょうか?
主任さんに訴えましたが、厨房のおばちゃんが入って
こない限り無理だと言います。
こう言った状態を緩和できるのならと、「休みの日手伝い
ますよ」と言ってしまいました。
結果はまだわかりませんが・・・・・・



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恐怖の土曜日夜勤

土曜日の夜勤はいつもと違う夜勤です
一週間溜りに溜まったおばあちゃんたちの
ストレスが一気に爆発します。
お家に帰りたいおばあちゃんが荷造りを
始めます。
病気のふりをして、家族を呼ぼうとする
おばあちゃん、とさまざまにあの手この手
で家に帰る理由を作ります。
平日は、なんてないのですが土曜日になると
おばあちゃん達は、何かにつけて帰りたいと
言います。
「明日、日曜日で会いに来てくれるわよ」と
諭しますが、一度帰りたいスィッチが入ると
夜中でも、沢山の荷物を持って部屋から出て
きます。
一晩中エレベーターの前で、扉が開くのを待って
いるおばあちゃんもいます。
夜中に転倒でもしたらと、目が離せません
初めの頃は、「厄介だなあ」と思ってましたが
おばあちゃん達の、寂しさを考えるとちょっと
可哀そうになってきます。
帰りたい、帰りたいと何度も何度も訴えます
せめて電話で話しでもできればと思うのですが
家族さんの事情もあって、電話はしないでと
言われてます。
今日の昼休みに、担当のケアマネさんと話し
ました。
今回のコロナ過で、こう言ったお年寄りが増えて
いるそうです。
何か月も外出できない、面会もできなかった事で
おばあちゃん達は、寂しい思いをしているし、
気晴らしのイベントすら自粛、自粛、でおばあちゃん
達のストレスがマックスになっていると、話して
くれました。
自粛が明けても、5分から10分程度の面会では
よけいに寂しく感じるのではないかと、ケアマネ
さんは言います。
私達が一生懸命寄り添うとしますが、家族さん
には、かないません。
土曜日の夜勤が恐怖に思うのは、おばあちゃん達の
行動ではなく、帰りたいおばあちゃんの気持ちが
悲痛な叫びが恐怖なのかもしれません。
介護の仕事は、身体のケアも大切ですが、おばあちゃん
達の心のケアも大切な仕事だと思いました。



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