iamobasanのブログ

おばさん介護福祉士の奮闘日記



え! 歩けるの?

昨晩、トイレの介助中急に停電になった。しばらくは、予備電源で小さいながらも
灯りが灯ていたが、30分ぐらいで予備の灯りも消えてしまい、真っ黒のなか非常用の
ライトを照らし、各居室をまわりをした。利用者の安全確認と、起きている人には声掛け
していたところ、「電気がつかない、停電したの?」と一人のおばあちゃんが、車いす
に乗って居室から出てきてた。その時は居室用の非常用ライトを用意するのに、必死だったので、普通にそうよ停電みたいと、答えた。停電から15分したころまたさっきのおばあちゃんが、「暖房と、電気毛布が切れて体が冷えてトイレに行きたいんよ」と居室から
車いすに乗って出たきた。トイレ介助をしながら、停電で水が出ないので、手が洗えない事を説明して、ベッドに送った。いつもは、足があたるので車いすはベッドから離して置く事になっているが、おばあちゃん希望でベッドサイドに置いた。
1時間くらいたった。ホール、居室に灯りがつき、一安心したところでナースコール
あの、おばあちゃんの定時のトイレコールだった。いつものようにトイレ介助をすませ
手を洗い、ベッドへ送る、車いすをベッドから離す。ん?ベッドから車いすの距離、歩かないと届かない?え!歩けるの?・・・・・。 
普段は車いすに移乗するのも「はあ、はあ」言ってるし、トイレで立つのも介助が必要なのに、歩いて車いすに乗ったの?と思いつつ居室を離れた。
おばあちゃんとは、3年前からの付き合い。その間歩いたのを、見たことないし、いつも寝る前は、あっちこっちが痛いと、湿布を貼る事が日課のおばあちゃん、てっきり歩けないものと、思い込んでいたよう。朝、先輩の介護士に昨晩の話をしたら、びっくりしていて、まるで『アルプスの少女ハイジに出てくるクララみたいね』クララが立った、みたいよ。て笑ってました。